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No.320
2013/08/06 (Tue) 02:54:15



 ダウンタウン



NASAのコンテナ。間違いなくアメリカ航空宇宙局は関係ないファンメイド。

左:ウィルシャー・ブールヴァードから見たハーバー・フリーウェイ、奥にそびえ立つのがザ・リッツ・カールトンだ。
中:ダウンタウンを走るバス、DASHだ。たった25セントで乗ることが出来る。
右:ウィルシャー・ブールヴァードとフラワー・ストリートの交差点。


ウィルシャー・ブールヴァードのスタート地点、グランド・アヴェニューに突き当たる場所だ。

ダウンタウン中心地、平日の昼間だからか歩いている人もまばらでどこか落ち着いた雰囲気が漂っている。
ウエスト・4thストリートを跨ぐサウス・グラント・アヴェニューの高架橋の上に差し掛かったところでマットブラックのカメラカーに続いてスポーツタイプのセダンがドリフトをしながら交差点を曲がっていった。白昼の街中でカーアクションの撮影が行われているようだ。
写り込むんじゃないかと思い、反射的にエキストラ役に徹したが周りでは携帯で撮影している人も居て歩行者は問題無さそうだ。


中央奥にマットブラックのカメラカーが見える。右手前のゴツイおじさんはスタッフのようだ。

 
左:恐らくレクサスだと思われるこの車両がソロで行ったり来たりして撮影が行われていた。
右:この様に両サイド一人ずつの白バイ警官だけで車止めがされていた。実にラフだ。


それにしても緩い。ローバジェットのドラマか映画だとは思うが高架橋の両入口に白バイの警察官が一人ずつだけで車止めをして真昼間の街中でカーチェイスの撮影をしているのだ。
やはり役所の協力があるのは強い。もちろん正規の手続きは踏んでいるだろうがこれだけラフに行えるなら街全体がセットのようなものだ。
東京でもこれだけ手軽にカーアクションが撮影出来たら、なんて幻想を抱きつつ先へ進む。

左:撮影を終えて帰っていく白バイ。



リトル・トーキョーにある日本村プラザの入り口。

ダウンタウンで気になっていたのはリトル・トーキョー、日本人地域だ。
ダウンタウンの東側に位置しているアメリカ最大の日本人地域で、全米日系人博物館もここにある。ちなみにすぐ近くにあのスキッド・ロウがあるので迷い込まないように注意したい。

観光エリア、日本村プラザを歩く。日本食の飲食店や土産屋、日本らしい朱色の櫓や提灯の並ぶまさに小さな東京と呼べるような一角だ。しかし、以前の日本スーパーでもそうだがどうも変な気分になる。
せっかくなのでカルフォルニア・ロールを試してみようかと寿司屋のメニューを見たが、どうも気が乗らず他を探すことにしたが、長期滞在の場合には欠かせない存在となりそうな地域だ。

 
左:ビジターセンター、「小東京交番」「防犯協会」の日本語文字が面白い。
右:日本村プラザ内、提灯が並び祭りのようだ。写真にはあまり写っていないが多くの人で賑わっていた。
Japanese Village Plaza
335 E 2nd St Los Angeles, CA 90012
http://www.japanesevillageplaza.net/


特に目的も無くアラメダ・ストリートを北へと歩くと不意にユニオン・ステーションの前に出た。中には入らなかったがここも美しい内装の駅だ。
ちょうどヤシの木の選定作業をしていたようで大きなクレーンのような物で豪快に切り落としていた。


ユニオン・ステーション、アメリカ全土を走るアムトラックにもここから乗車することが出来る。

 
左:LACMAのキューブリック展ポスターがウェンディーしている。
右:大きなクレーンでヤシの木の剪定作業が行われていた。
Union Station
Central LA, Los Angeles, CA 90012
http://www.greatamericanstations.com/Stations/LAX/Station_view


ユニオン・ステーションの脇を歩いていると、ふと遠くから陽気な音楽が聞こえてきた。どうやら近くの公園でメキシカンイベントが行われているようだ。
ラテンミュージックを歌っている歌手やダンスを披露している人などが見える。
僕は目に留まった無料解放中の美術館に入ったり、屋台を眺めたりと結構楽しんだ。本当にメキシコ系の人々は祭り事が好きなようだ。


二体の人形がどういう意味をなしているのかは分からないが、結構激しい踊りが踊られていた。

 
左:マリアッチシンガーであり俳優でもあるAntonio Aguilarの銅像。
右:公園内は小物や衣服の店で賑わっていた。
El Pueblo de Los Angeles Historic Monument
125 Paseo De La Plz, Los Angeles, CA 90012
http://elpueblo.lacity.org/


時刻は昼過ぎ、少し小腹が空いてきた。
昼食を取るために次はチャイナタウンへと向かおう、ここから西に少し歩いたところにある。ガイドブックで見つけたいい店があるからだ。


ジン・リング・ウェイの入り口。よく見ると手前の車のリアバンパーがぶっ壊れている。

 
左:宝石店、Chong Hing Jewelers。このアンテナが何か気になる。
右:Chinatownの文字が掲げてある。

チャイナタウンは広い、さっきの日本村が何だったのかと思うくらいのスペースがある。まさに地図の縮図位のスケールの違いか。店の様子や食べ物なんかは横浜のそれと同じような感じだ。
ちなみに中華ばかり食べている印象を受けるかもしれないが、たまたま紹介する機会があっただけでバーガーもしっかり食べているから安心してほしい。


Rush Hourのロケ地、Foo Chow Restaurantだ。

ここが目的地、フー・チョウ・レストラン、ジャッキー・チェンとクリス・タッカーのアクションコメディー、ラッシュアワーのロケ地だ。
この場所に関しての詳しい説明はまた「ロケ地巡りの回」で話すが、店内にはジャッキーの写真が飾られていたりもする。

店内はほぼ満席だったが運良く待ち時間も無く入店出来た。対応してくれた店主は聞いただけでも中国語、英語、韓国語、そして日本語も喋れるという、驚きだ。
量が多いかと思ったが二品くらいでちょうどいいよと店主が言うのでお勧めのチキンとエビチリとご飯を注文。
しばらくして料理が届いたがなんてことはない、物凄い大盛りだった。

チキンも甘辛いソースで、エビチリもプリッとしていて美味い。確かに美味い、がこれはなかなかの試練だった。
今思えば持ち帰り用のドギーバッグを貰えば良かったのだが、まだこの時点ではその術を知らなかった。
中国の文化として、料理は少し残した方が印象がいいと以前何かで読んだのを思い出し、それに習ったと見せかけての満腹でギブアップである。
Foo Chow Restaurant
949 N Hill St, Los Angeles, CA 90012
http://www.foochowla.com/


さすがに食べ過ぎてしまったので気分転換もかねて少し歩いて周ろう。


輸入車としてなんだか高級スポーツカーな雰囲気を醸し出しているフォード・マスタングも、本場アメリカでは普通の乗用車の一つ。

LAでは珍しい電車、メトロレールが走ってきた。たぶんこれはゴールドラインだ。


やはり車社会だ。ノース・ヒル・ストリートから見たサンタ・アナ・フリーウェイ。

 
左:同地点反対側から。ダウンタウン中心部へ向かう方向だ。
右:ビルの間から漏れる蒸気が実にアメリカ都市部らしい。

 
左:同地点から東を向いたところ。青空と雲が実に西海岸らしい。右下には中華街ゲートのドラゴンも見える。
右:少し歩いたところに映画関係の仕事のポスターが出ていた。ビザさえあれば。。


この特徴的な建物はウォルト・ディズニー・コンサートホール、毎回ディズニーミュージックが演奏されるわけではない。
Walt Disney Concert Hall
111 S Grand Ave, Los Angeles, CA 90012
http://www.laphil.com/

左:ロサンゼルス市庁舎だ。無料展望台があるらしいが、今回はタイミングが合わなかった。
右:市庁舎横グランドパーク、103歳の老人により新しく作られた9/11への旗らしい。グランドパークはとても心地が良い場所だ。
Los Angeles City Hall(Grand Park隣接)
200 N Spring St, Los Angeles, CA 90012
http://grandparkla.org/(Grand Park)


また当てもなく歩いていると面白そうな場所を発見した。グランド・セントラル・マーケット、ロサンゼルスの台所だ。ガイドブックで目にして行って見たいと思っていたところだったのだが、まさか偶然たどり着くとは思わなかった。
色とりどりのフルーツや海鮮類、肉類などが店先に並んでいる。見たこともないフルーツも多く並んでいて満腹で無ければ買ってみたかった。


ロサンゼルスで最も古く、最も大きいオープンエアー・マーケットだ。

 
左:飲食店も多く、マーケット内で食事も出来る。
右:面白そうなお菓子やナッツ類も販売されている。


そしてこの山もりフルーツである。気になる果物ばかりだ。
Grand Central Market
317 Broadway, Los Angeles, CA 90013
http://www.grandcentralsquare.com/

その目の前には世界一短い鉄道と言われているエンジェルス・フライトがある。丘の上からグランド・セントラル・マーケットへランチに来るサラリーマンに重宝されているとかいないとか。
そんなエンジェルス・フライトを眺めつつ、つい出店のアイスが気になった。タピオカの入った美味しそうなミルクフローズンだ。
歩いて少し余裕が出来ていたこともあり、迂闊にも購入してしまったのだが、アメリカンサイズと言うものを忘れていた。

甘くてとても美味しいが、このフローズンがトドメとなり撃沈。これまで味わったことのないほどの腹痛に襲われ、まだ明るい時間だと言うのに這いずるような思いでホテルへと帰って行った。
何をするにもほどほどが一番である。食い倒れの国アメリカなら尚更だ。


魔のタピオカフローズン。すごく美味しいが、みんな注意だ。





 Tips
前回のアルバラードや今回少し出てきたスキッド・ロウなどアメリカには危険地帯がいくつもある。今回はそんな危険地帯に限らず、被害に合わないための危機管理に関して話そうと思う。とは言っても別に海外旅行経験が多くあるわけではないし危機管理コーディネーターでもないので、今回の旅行で素人ながら注意していた点をまとめてみた。

・派手な服装をしない。
特に女性のフリフリスカートは娼婦と思われて極めて危険です!もちろん場所によっては派手でも問題ない場合も多々あり。その地域で生活している人々の服装を見て、同じような格好をするのが良いらしい。小汚い格好で貧乏旅行を演出も良し。

・観光客っぽく振舞わない。
これは服装も入るが他にも、観光地以外で地図を大きく広げない、カメラをぶら下げて歩かない、夜間出歩かない、とにかく目を付けられると極めて危険です!観光客をターゲットにしたスリや引ったくりなどに合う可能性あり。治安の悪い地域では携帯をいじっているだけでも目をつけられるらしい、分割で誤魔化されているけれどスマートフォンなんか実は結構いいお値段するので。

・財布を後ろポケットに入れない。
財布の位置がバレて極めて危険です!出来ればカバンの奥に、比較的安全な場所で手ぶらの時でも前ポケットに。後ろポケットからヴィトンの長財布を半分覗かせるなんて餌を吊るして歩いてるようなもの。また大金を持ち歩かないことも被害を最小限に抑える上でも、目を付けられないようにという点でも重要。あとクレジットカードのスキミングにも注意、ズボンの上からでも持ってかれる時は持ってかれるらしいのでこれはなんか頑張るしかない。

・置き引きに注意。
荷物を置いたままその場を離れるのは極めて危険です!一度目を離した荷物はもはや戻らぬと思ったほうがいい勢いらしい。特に空港に着いてすぐ、スーツケースを脇に置いたまま地図を見ている場面なんか狙われやすい。食事中なんかも体に触れる場所に置いておいた方が安心。

・スリにも注意。
スリと言っても単にカバンからすられる物もそうだけど、一人が気さくに話しかけて来て会話に気を取られている間にもう一人がカバンからするという手口に要注意。安易に他人を信用するのは極めて危険です!特に日本語で気さくに話掛けてくるやつは常習犯の可能性もあるので注意。

・車は乗ったらすぐロックをかける。
音楽はもちろんですがその前に鍵の方のロックです。信号待ちで襲われる可能性もあるので極めて危険です!また車から離れる時は車上荒しに合わないように荷物を見える場所に置かないことも大切。

・ホールドアップされたら抵抗しない。
街中いたるところからハッパの臭いがしているLAなので、いつラリった薬中に襲われるかわからず極めて危険です!銃だけではなくナイフであってもストリートファイトに絶対的な自信がある場合以外は従った方が無難。対策として胸ポケットに5ドル札を常に入れておく習慣を付けたほうがいいと友人から教わり実践していた。


まぁこれらは場所によっては大丈夫だったり駄目だったりってのがあるので、例えばカメラや携帯なんかだと周りに出してる人がいるようなエリアなら大丈夫、とそこで生活している人を見て合わせるというのが良い様に思う。
でもこういう可能性があるということを覚えておくだけでも案外予防になったりする気もするし、結果として一ヶ月の周遊をノートラブルで乗り切れたので無駄知識ではないはずなのでこれから行こうって人はちょっとだけ頭の隅っこに置いておいたらイザって時に役立つんじゃないかなと思うよ。


 旅のお供


リトルトウキョー殺人課 [DVD]

マーク・L・レスター (監督), ドルフ・ラングレン (出演)


リトル・トーキョーを舞台とした映画って何があったっけ、と調べている途中にこんなビデオスルー作品を発見。
日本育ちのラングレン刑事と相棒が、ヤクザ「鉄の爪」に片言の日本語で挑む、らしい作品。どうもハカマ姿に「闘魂」のハチマキで敵地にぶっこんだり、盆栽クラブなる女体盛り寿司屋があったりする、らしい。所謂「日本好きアメリカ人監督が間違った認識で撮っちゃった突っ込みどころ満載の素晴らしきB級」だと思われる。僕も未見なので今度探しておきます。


Coleccion De Oro Vol. 4 - Antonio Aguilar

Antonio Aguilar

El Pueblo de Los Angelesにあった銅像の人物、Antonio Aguilarの1980年~1990年のたぶんベスト。
銅像同様ジャケットにも馬が写ったものが多い。
心地良いラテンサウンドが楽しめる。


リーサル・ウェポン4 [Blu-ray]

リチャード・ドナー (監督)

4なんてあったっけ?、とついつい忘れてしまいがちなリーサル4作目。けれどジェット・リーが銃のスライドを引っこ抜くシーンと、ジェット・リーが水面からざばーってなるシーンだけは鮮明に覚えていたりもする。
このシリーズもロサンゼルスが舞台だ。この4でも中華街のシーンがあり、文中でも出てきたジン・リング・ウェイへの入り口も登場する。


コラテラル スペシャル・コレクターズ・エディション [Blu-ray]

マイケル・マン (監督)

悪いトムさんが夜のロサンゼルスで活躍するイメージ通りの怖いアメリカ像的作品。
ダウンタウンでのシーンが多く、文中でも紹介したメトロレールも重要な場面で登場する。あのメトロレールはロングビーチ行きだったので恐らくブルーラインだ。
僕も夜のロサンゼルスを何度も車で走ったが、残念ながらコヨーテに遭遇する機会はなかった。


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プロフィール
HN:
Otsuki Naoki
HP:
性別:
男性
職業:
コンポジター
趣味:
アクション映画とロック
自己紹介:

去年のアメリカ旅行記を更新中。ロサンゼルスからエリア51のあるネバダ州、サンフランシスコまでドライブ、からのニューヨーク。週一更新目標。

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