No.325
2014/02/08 (Sat) 06:00:32
LA ロケ地巡り ロサンゼルスでの生活も残りわずかだ。今回は市内に点在する映画のロケ地巡りの話をしよう。 とは言ったものの先に正直に話しておくが、ここでもまた事前準備が足りず、実際に回ることが出来た映画のロケ地は数えるほどしか無い(おまけにBTTFなんかは前回とのダブリだ!)。 そういうわけで、今回はロサンゼルス最終回として他の記事ではこぼれてしまった小さな出来事や食べたものなんかも紹介して行こうと思う。 朝、相変わらずのいい天気であるが翌日からのロードトリップに向けてまずは洗濯をしよう。ホテル横、そう西に少し歩いたところにコインランドリーがあるのだ。 左:これは館内にあるエレベーターなのだが、これがまた相当年期が入ったもので毎回挙動がおかしく、いつ落ちるかわからない緊張感が常にあった。 立地云々よりもこのエレベーターだけがこのホテルで恐怖だ。だが部屋とコストパフォーマンスは素晴らしい。 コインランドリーと書いたが正確にはコインではなく、定額チャージ式の専用カードを使う。 そうは言ってもここを利用するのはおそらく今回限り、カードを買ってチャージしてしまうのは勿体無い。どうしたものかと悩んでいると奥で洗濯をしていた女性が声を掛けてくれた。 どうやら隣のコンビニで借りられるらしく、わざわざそこまで案内し店員に説明までしてくれた。日本人も多く利用するホテルの最寄りランドリーなだけによくある事なのだろうか。 コンビニでチャージし、差額を返却時に返してくれるシステムらしい。ちなみにセブンイレブンだ。余談だがダウンタウン初日にここで買ったブリトーが死ぬほど不味かった。ビーンズが効き過ぎていたのと電子レンジが部屋に無いのを忘れていて冷たいままだったのが原因だ。 女性に丁重にお礼を伝え洗濯をする。そういえばこの女性、どうやら声が出ない様子だったのだが、ジェスチャーで意思疎通することができた。こういう経験があると英語だろうが日本語だろうがたいして問題では無いんだろうなと思う。 そろそろロケ地巡りに向かおう。 7th St. Laundromat
1304 7th St, Los Angeles, CA 90057 ロサンゼルスはそれこそ街自体が大きなロケセットのような物で、至る所に有名作品のロケ地が点在している。観光地などはそのまま使われている場合が多いし、ダウンタウンのビル群はよくモンスターパニック映画で破壊されているので普通に歩いているだけでも巡礼することが出来る。 しかし今回は車で回ることが出来たので点在しているロケ地を一気に見て回ることにした。と言っても時間の都合と事前調査不足でそこまで多くは回れなかったが、実際の建物を見ることが出来るのは嬉しい。 まずやってきたのはビバリーヒルズだ。ビバリーヒルズという地名だけでも数多くの作品を思い出すし、大物セレブたちの大豪邸が立ち並んでいるのもここだ。 しかし今回向かったのはこの場所「ビバリーヒルズ・ホテル」で、さらにここは映画のロケ地ではない。 サンセット・ブールヴァードを走っているとクレセント・ドライブとビバリー・ドライブの交差点に看板が立っているのが見えてくる。 ここは1976年に発表されたイーグルスの5枚目のアルバム、そうあの「ホテル・カリフォルニア」のジャケットになっているホテルなのだ。 実際は大変歴史のある高級ホテルの一つで、多くのハリウッドスターや映画関係者がここに滞在している。宿泊はしていないため、車を乗り入れうっかりボーイに持って行かれても困るので外からの撮影だけにしたが、どうやら中を見学出来るツアーもあるらしい。 ぐるっと周りを眺めてさぁ次を目指そう。 "On a dark desert highway―"と口ずさみながら真っ昼間のビバリーヒルズを南に進む。 The Beverly Hills Hotel
9641 Sunset Boulevard, Beverly Hills, CA 90210 http://www.dorchestercollection.com/en/beverly-hills/the-beverly-hills-hotel サンタ・モニカ・ブールヴァードからアヴェニュー・オブ・ザ・スターズに入る。センチュリー・シティーに入り一気に周りがオフィス街になったその先に見えてきたのがこの「フォックス・プラザ」だ。 街やビルの名前から分かるように、ここは20世紀フォックスの本社ビルだ。そしてあのダイ・ハード一作目でナカトミ・ビルとして登場したのがここなのだ。よく見るとビルの形状やエントランスに見覚えがある。初めて来た場所だがなんだか懐かしい。 ちなみに見学出来るか中に入ってみようとしたのだが、残念な事に日曜日だったためビルごと閉まっていた。 入れないのなら仕方が無い。「もう二度とこんな高けぇビルには登らねぇ!」と愚痴りながらまたぐるりと周りを回って次を目指す。 Fox Plaza
2121 Avenue of the Stars, Century City, Los Angeles, CA http://irvinecompanyoffice.com/view/west-los-angeles-1 センチュリー・シティーからぐるっと回って続いてやってきたのがハリウッドだ。 ハリウッド自体映画のセットそのものな雰囲気ではあるが目的地はここ、あの「プリティ・ウーマン」のラストにリチャード・ギアがリムジンで乗り付けて高所恐怖症云々なあのマンションなのだ。正確にはホテルで、実際に今でも泊まることが出来る。 のだが、撮影しながらなんだか違和感を覚え「こんなに大きかったかな、横が空き地だったような気が……」等と思っていたのだが、実はまんまと違う建物を撮影していたのだ。 本物のロケ地であるラス・パルマス・ホテルはこの裏路地に入る手前の通り沿いにあり、目の前を何度も通過していながら完全に見落としていたようだ。 まぁ、つまりはこのロサンゼルスという街は、どの場所も画になる素晴らしいロケ地に違いないという事でまとめておこう……。 Las Palmas Hotel(本物)
1738 N Las Palmas Ave, Hollywood, CA 90028 http://www.hollywoodhotellaspalmas.com/ ここで少し食べ物の話をしよう。 アメリカの食べ物と言うとやはりバーガーだろう。出国前に友人に勧められていたのがこのイン・アンド・アウト・バーガーだ。 基本的に見た目も含め大味なのがこの国のスタンダードな気になっていたのだが、ここのバーガーはとても美しく丁寧に作られていて美味しい。西海岸を中心に南西部や中部で展開しているチェーン店だ。旅行先で見かけた時は是非とも立ち寄ってみてほしい、満足行くこと間違いなしだ。 ちなみにオーダー時にオニオンを入れるかどうか聞かれるので、生スライス・オニオンを入れてもらうか、グリルしてもらうかなど考えておいた方がいいだろう。また裏メニューも存在し、何度でも楽しむことが出来る。 そしてポテトのケチャップはマストだ! IN-N-OUT Burger
http://www.in-n-out.com/ アメリカの食文化と言うと、バーガーにBBQ(今回は残念ながら機会が無かったが。)そしてステーキだ。 ここはダウンタウンにあるステーキ・ハウスなのだが、ガイドブックに有名店として紹介されているのを見て食べに行った。優雅にもランチに行ったのだがそこそこの行列が出来ていて、少し待ってから入店。確か注文したのはNew Yorkと呼ばれる部位のステーキで色々付いたセットで$18.45だ。 まずは先にサイドメニューから到着、これをつつきながらメインディッシュが届くのを待つわけだ。それにしてもこのコールスローが素晴らしく美味い。 しばらくしてから念願のステーキが到着、見た目はかなり分厚い、が、味はまぁほどほどと言ったところか。少し期待し過ぎていたようだ。それにしてもコールスローが美味い。そうだ僕はコールスローを食べに来たんだ。 ちなみにこちらキャッシュ・オンリーでカードが使えないのだけ注意が必要だ。量が多かったためバケットだけドギーバッグで持ち帰った。 さて、ここからはこれまでの記事と多少被る場所もあるが改めてロケ地として紹介しておこう。 チャイナタウンにあるフー・チョウ・レストラン。 壁面にもデカデカと書かれているがここは、ジャッキー・チェンとクリス・タッカーのアクションコメディー、ラッシュアワーのロケ地だ。ジャッキーとクリスがWarを歌いながら銃で一通り遊んだ後に踏み込むのがこの中華レストランなのだ。店内にも写真が飾ってある。 バック・トゥ・ザ・フューチャーのツイン・パイン・モール(ローン・パイン・モール)のロケ地だ。実際は大型スーパーでこの日は夕飯の買い出し時と被り、ゆっくり場所を探すことが出来なかった。 適当に数枚撮ってきたうちの一枚だが、おそらくこの場所が最初にデロリアンをお披露目した広場なはずだ。故にボケている。 前回の記事
Puente Hills Mall 1600 S Azusa Ave, City of Industry, CA 91748 http://www.puentehills-mall.com/ ここはマッカーサー・パーク、アルバラードにある公園だ。かつては保養地として栄えていたが今ではギャングの抗争で無くなった人が底に沈んでいるとかいないとか。ボルケーノのロケ地でもある。 前回の記事
MacArthur Park 2230 W. 6th St., Los Angeles, CA 90057 http://www.laparks.org/dos/parks/facility/macarthurpk.htm ユニオン・ステーションも多くの作品に登場している有名なロケ地だ。駅としてだけではなく様々な施設として使われているのが面白い。スピード、コラテラル、あたりからブレードランナーの警察署のシーンもここで撮影された。 またダウンタウンの施設と言うと市庁舎なんかも色々と使われている。 前回の記事
Union Station Central LA, Los Angeles, CA 90012 http://www.greatamericanstations.com/Stations/LAX/Station_view サンタ・モニカ・ピアも多くの作品で登場する。フォレスト・ガンプ、スティング、96時間でも空撮で写ったり、ターミネーターでも確か出ていたはずだ。 ロケ地とは少し違うが、ユニバーサル・スタジオ・ハリウッドも映画に関連する場所だ。 ここはユニバーサル・シティ・ウォークにあるAMCと言う映画館だ。僕はここで007スカイフォールを観たのだが、IMAXのスクリーンがシネスコサイズではなく4:3に近い四角形だったことに大きな驚きを感じだ。四角形と言うか、スクリーンが大きすぎて壁だった、と表現する方が正しいだろう。 作品も往年のファンを唸らせるニクイ演出の連続で素晴らしかったが、このスクリーンの迫力は是非とももう一度体験してみたい。 Universal Citywalk: AMC Movie Theater
100 Universal City Plaza, Los Angeles, CA 91608 http://www.citywalkhollywood.com/cinemas.php さぁいよいよ明日からはエリア51を目指すロード・トリップの始まりだ。 そう考えながらホテルのベッドでうとうとしていると、突然の轟音で驚き目が覚めた。何事かとカーテンを開けるとどうも真向かいのビルの屋上にヘリコプターが降りてきたようだ。 街全体がロケ地のようなものとして紹介してきたが、どうやらここに住む人々もまた映画さながらの主人公たちだらけなのかもしれない。ヘリコプターはしばらく屋上のヘリポートで待機した後、また轟音を響かせながら夜景の輝く夜のロサンゼルス上空へと飛び去っていった。 こぼれ話 ロサンゼルスはまさに映画の街。至る所にロケ地があり、調べれば調べるだけ行きたい場所が出てくる。 時間のある方はじっくりと街全体のロケ地を回ってみると楽しいと思う。 下調べをしている内に何度もお世話になった参考サイトを敬意を表してここに記載しておこう。 Dreams Come Tours http://www.dreamscometours.com/starmovie/ California dream big http://visitcalifornia.jp/theme/entertainment/shoot/ All About :ロサンゼルスで映画のロケ地巡り http://allabout.co.jp/gm/gc/372367/ そして バック・トゥ・ザ・フューチャー ロケ地ガイド http://ww4.tiki.ne.jp/~gomachan/hp17.htm 旅のお供
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Re:ロケ地巡り
こちらの方に返信しました。
http://jackstaff.blog.shinobi.jp/travel/america_006#comment1
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Otsuki Naoki
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コンポジター
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去年のアメリカ旅行記を更新中。ロサンゼルスからエリア51のあるネバダ州、サンフランシスコまでドライブ、からのニューヨーク。週一更新目標。
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