No.322
2013/09/20 (Fri) 12:22:29
LA スタジオ・ツアー LA滞在中にパラマウント・ピクチャーズとソニー・ピクチャーズのスタジオ・ツアーに参加した。他にもワーナーやユニバーサルもツアーを行っている。ユニバーサルは確かユニバーサル・スタジオ・ハリウッドのアトラクションとして参加する形だったはずだ。 予算はどこも大体50ドル前後と意外と高い。運がよければハリウッドセレブに会える、と言うのが触れ込みのようだ。 こちらはソニー・ピクチャーズのThe Thalberg Building、コロンビア・ピクチャーズの本拠地だ。この中に歴代受賞のオスカー像が展示されている。
月曜日。先日予約なしで参加出来なかったスタジオ・ツアーに再挑戦する。今回はきちんと事前に予約を入れていたから大丈夫だ。ただホステルのフリーWi-Fiでカード決算するのは少し気が引けたが、特に問題も無く完了した。 30分前には集合するよう書いてあったが道路状況も考慮し余裕を持ってスタジオへ向かった。向かいの駐車場に車を止め、今回はメルローズ・ゲートから入る。 まずはパラマウント・ピクチャーズだ。 ゲート脇のスタジオ・ツアー客待合場所に通される。簡単なベンチのある屋外だったのだが、晴天の直射日光の降り注ぐベンチに座りながらもう少しゆっくり来てもよかったと後悔していた。 パラマウントのスタジオ・ツアーは朝9:30から14:30までに30分間隔で開催されており、団体以外の定員は見た感じ各回10人未満のようだ。基本的には土日も開催されている。ちなみに2時間のツアーで48ドルだ。また、通常よりも豪華なVIPツアーも用意されており4時間半というツアー時間にランチやお土産写真、アーカイブやスタジオ施設へのVIPアクセスなど盛り沢山な内容だ。ちなみにこちらは165ドル、もちろん僕が参加するのは通常ツアーだ。 しばらくするとメガネにスーツのインテリっぽい男性がやってきた。今回のツアーのガイドらしい。 僕は男性客一人と、少女二人を連れた家族客一組と一緒になった。映画制作というよりはセレブに興味を持つ女の子達、といった感じだろうか。まぁジャスティン・ビーバー感は出ていなかったのでとりあえず安心した。 まず簡単なツアーの説明を受けたあと、インカムを渡される。多少離れて散策しながら着いて行ってもガイドの解説は聞こえると言うわけだ。これが意外と有難い。 時期はまもなくクリスマス、ここはあの有名なブロンソン・ゲートなのだが、噴水の場所にツリー設置真っ最中でまともに撮影出来なかった。
さぁいよいよ出発だ。 本場ハリウッドのスタジオはとにかく広い。その主要箇所を回って行くため、7人乗りのゴルフカートのような見た目のツアー・カーを使う。 一人客の男性がちゃっちゃと助手席に乗ってしまったので家族客に配慮し僕が最後尾後ろ向きに付けられた特別シートに乗ることになった。「その席は見晴らしが良くて僕も好きなんだ」とガイドが言っていたがまぁ外れ席だろう。ただ見晴らしは本当によかったので乗り物酔いしない人にはお勧めかもしれない。 左:これは「フォレスト・ガンプ」で実際に使われたベンチだ。Bubba Gump Shrimpでちょくちょく座っていたもののオリジナルになるわけだ。実際にあのポスターのように座って写真を撮ってもらったがあまりにも似ていなかった(座り方をちゃんと覚えていなかった)ので今回は自粛しよう。
右:左の建物は「バニラ・スカイ」で使用されたセットだ。そして同じ建物か奥の物か確認が取れなかったが「Mr.&Mrs. スミス」にも使われていたらしい。 ニューヨークの町並みが丸ごと再現されているNew York Streetだ。数多くの作品がここで撮影された。確か「ゴーストバスターズ」で使用された建物もあると言っていたはずだ。しかしここは外観のセット、中身は何もなく吹き抜けで機材を入れられるようになっているものもあった。
他にも普段は駐車場として利用出来る巨大な水槽セットや、僕は分からなかったが人気ドラマのセットなども見学した。 終盤、スタジオグッズを売っているショップに立ち寄る直前、ガイドが興奮気味に小声で話しかけてきた。どうやらドラマgleeのキャストがそこのテラスに居るらしい。これまた僕はあまり見ていない作品だったので誰だか分からなかった。どうもスタジオ側としても最近の推しはドラマのようだ。 パラマウント・ピクチャーズのスタジオ・ツアーはこのショップで解散となった。 さぁ次はソニー・ピクチャーズへと向かおう。もうロサンゼルスでの滞在時間も残り少ないので午後に予約を入れていたのだ。 Paramount Pictures
5555 Melrose Ave, Los Angeles, CA 90038 http://www.paramountstudios.com/ Studio Tour http://www.paramountstudiotour.com/ ソニー・ピクチャーズ・プラザの内側から。歴代作品が並んでいる。ツアー内でこの作品が何かと言うクイズが出たがさすがは本場、全て答えられる人が何人もいた。
ソニー・ピクチャーズのスタジオ・ツアーの集合場所はカルバーシティにあるソニー・ピクチャーズ・プラザになっている。そこからスタートして隣接しているスタジオへと向かうのだ。ちなみにツアーゲストはプラザの地下駐車場を無料で利用することが出来る。ここも巨大なスタジオだが、プラザは新しいのか斬新なデザインをしている。ちなみに旧コロンビア・ピクチャーズのスタジオだ。 ツアー開始までしばらく時間があったのでプラザ一階カフェスペースでランチを取ることにする。社員証があると割引になるようだが一般客も食事が出来る。Wolfgang Puckという店のサンドイッチが美味しそうだったためそれを食べることにしたが、独自の選択式があまりよく分からず隣の女性に助けてもらいながら注文した。 普通のお姉さんに見えたが彼女もまた映画製作に携わるプロフェッショナルに違いない。 カフェスペースの周りにはUSA版ゴジラやスパイダーマン、MIBのハリボテなど有名キャラクターが多数展示してある。他にも空中にアパッチがぶら下げてあったりなど遊び心満載で非常に楽しい。 左:スパイダーマンだ、可愛い。右側の部屋がスタジオ・ツアーの事務所だ。
中:USA版ゴジラの顔のアップ、可愛い。 右:右のグリーンバックで写真撮影してもらい、帰りにその合成写真が貰える。ちなみに左にハリボテの後ろ姿が見ているのがMIBだ、可愛い。 ソニー・ピクチャーズのスタジオ・ツアーは平日の9:30から14:30の間に4回行われる。最大だと100人近い大所帯で周るので予約無しでも参加出来る可能性もあるが、公式サイトには予約推薦になっていたので登録して行ったほうが無難だろう。確かここも2時間ほどのツアーで38ドルだ、人数が多い分安いのだろうか。 ちなみにパラマウントもそうだったが、写真撮影は基本OK、動画撮影はNGとなる。当然だがガイドがここは撮影禁止と言っている場所は禁止だ。おそらく未公開かどうかが基準なのだろう。 そろそろ時間だ。プラザ内のスタジオ・ツアー・ブースに続々と参加者が集まってきていた。 ツアー・ブース脇のシアターでMGMからコロンビア、そしてソニーへと移り変わっていくスタジオの歴史を勉強した後で道路を渡りスタジオの敷地に入る。青いスタジオ・ジャケットを着た早口なガイドのおじさんが出すクイズにみんなで答えながら周っていくのが基本スタイルのようだ。こちらの場合は人数も多いため徒歩での移動になる。 左:「オズの魔法使い」にちなんだ巨大なレインボーのオブジェ。2012年に完成したばかりらしい。
右:これがスタジオの様子だ。 左:これは何か南極系のドラマのセットだったはずだ。これもまた知らないドラマだった。
右:巨大なスタジオが丸々食堂として使われていた。天井の抜け具合が凄い。 左:歴代コロンビア・ピクチャーズのロゴが変化していく様子が描かれている。
右:そろそろ終了時間だ、みんなで出口へ向かう。 その他にもドラマの歓声を録音するスタジオや、これまた馴染みのない人気テレビ番組のセット、そして一番興味深かった効果音の録音スタジオなども見学した。この部屋の中に雑多に置かれたありとあらゆる物を叩いて落として割って踏んづけて擦りつけて突いて、イメージに近い音を出すわけだ。 Sony Pictures Studios
10202 W Washington Blvd, Culver City, California 90232 http://www.sonypicturesstudios.com/ Studio Tour http://www.sonypicturesstudiostours.com/ また、これはスタジオ・ツアーとは少し違うが、「ハリウッドの映画制作法が日本語で受講できる」と言う映画学校、ISMPにもお邪魔した。 ここは東京で同じプロジェクトだった方が卒業生ということで紹介してもらったのだが、校長を務める横山さんはハリウッドでも第一線で活躍されているエディターだ。あのリドリー・スコットとも仕事をしたというのだから凄い。 少し授業の様子も見てみたかったが丁度開催するからとサンクスギビングデーのパーティーに呼んでもらえる事になった。 余談だがサンクスギビングデーは本当に驚くほどほぼ全ての店が閉まっている。途中何か買っていこうかと、ここなら流石に開いているだろうと大きなショッピングモールに立ち寄ったのだが、駐車場には止められるがモール自体は完全に閉まっていた。また、よく立ち寄ったサンタモニカ・プレイスも見てみたがここもダメ、この日だけは特別に駐車場が無料開放されていた。日本では有り得ない光景だけに驚きだったが皆同じ日に休むと言うこの習慣は見習ってもいいと思う。 話を戻そう。ISMPのあるトーランスは日系人の多い比較的安全な地域らしく夜遅くまで騒げそうだ。パーティーでは本場ターキーが丸ごと振る舞われ、車で来ていたためビールが飲めないのが残念だったが大満足だった。 現役学生の作品を少し見せてもらったがREDを借りて4Kで撮影したという。羨ましい、やはり今からでも留学したいものだ。本当にいい刺激になった。 旅のお供
PR この記事にコメントする
カレンダー
カテゴリー
最新記事
(02/08)
(10/01)
(09/20)
(08/11)
(08/06)
(07/30)
(07/16)
(07/02)
(06/18)
(06/06)
プロフィール
HN:
Otsuki Naoki
HP:
性別:
男性
職業:
コンポジター
趣味:
アクション映画とロック
自己紹介:
去年のアメリカ旅行記を更新中。ロサンゼルスからエリア51のあるネバダ州、サンフランシスコまでドライブ、からのニューヨーク。週一更新目標。
フリーエリア
最新CM
(08/01)
(07/18)
(02/10)
(02/10)
(02/09)
(02/09)
(08/14)
(08/12)
(07/15)
(07/15)
最新TB
ブログ内検索
リンク
|
||||||||||||||||||