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No.318
2013/07/16 (Tue) 03:29:24



 ヴェニス・ビーチ


ここサンタモニカに滞在するのも今日で最後だ。夕方にはダウンタウンのホテルに移動する。この日は生憎の曇りだったがまだ行けていなかったヴェニス・ビーチに行こう。
以前パンクなルームメイトから一緒に行こうと誘われていたのだが、予定していた日が曇りだったのとお互い疲れていて歩くのが面倒という理由で延期になっていた。その時はしっかりアメリカ式握手をして、また次回にと約束したが、今日は都合が悪かったようだ。僕自身も移動を考えると今回は一人で動きたかったのでちょうどよかった。この適当な感じがわりと気の合うやつだった。

ヴェニスはサンタモニカから歩いて40分くらいだ。ヒッピー文化の残るオーシャン・フロント・ウォークにスケートボードのコースであるヴェニス・スケート・パーク、海ではサーフボードを楽しむ人々で賑わっている。


オーシャン・フロント・ウォークだ。
ヒッピー文化が残る芸術の街、多くの芸術家達が精力的に活動していた。

 
左:まさにヒッピーなカラーリングの車両。フロントガラスに張り付いているのは蜘蛛だろうか。
右:自称合法ドラッグの店が軒を連ねている。水タバコの店が多かった気がする。


運転手のオジサンが気さくに手を振ってくれているのだが、それに気付いたのはPCに取り込んだ後だった。

 
ヴェニス・スケート・パークだ。


LAXから離陸する飛行機を眺めることが出来る。

 
左:シギの仲間だろうか、水際で波に合わせて動き回りながら餌を取る姿がとても愛くるしかった。
右:基本的に砂浜ではカモメと人が寝そべっている。


Moby Dickと看板が立っていた。どうやら同タイトル小説の朗読会のようだ。

左:度胸試しだろうか、絵になる場所だ。
中:多くのサーファーが海面に漂いながら良い波を待っている。
右:この要塞のような建物はライフガードの本部だ。


 
ライフガードの車両も無駄にかっこいい。
ビーチに点在する小屋から海の安全を見守っている。

 
左:ビーチへようこそ。各種注意書きの看板。
右:食べてはいけない魚の看板。何に汚染されているのかは書かれていないが水銀あたりだろうか。


やはり天気が悪くぱらぱらと雨まで降ってきてしまった。
ロサンゼルスでの雨は珍しいらしいがそこは雨男、この程度では動じない。

 
真っ直ぐ海上へと続くヴェニス・フィッシング・ピア。
大変心地の良い場所ではあるが、カモメの糞で結構悲惨だった。


寒空の下のカモメ、カリフォルニアはとにかくカモメが多い。



サンタモニカに帰り遅めのランチを食べるためサンタモニカ・プレイスにある中華に行く。やはりたまの米は落ち着く。実はここは二回目で甘辛いチキンが気になり再訪したのだが、二度目は味に飽きてしまった。アメリカで中華と言うのもどうかと思われるかもしれないが、日本のものよりもアメリカ的な中華だ。

それから車を運転する時のサングラスを買うために予め目を付けていた専門店へ。
お目当てはレイバン アヴィエイター、あのトップガンでトム・クルーズがかけていたサングラスだ。僕が似合うはずも無いがここは西海岸、この際どうだっていい。むしろ1号線を走るのに無い方が不自然だ。
Manchu Wok / Santa Monica Place
395 Santa Monica Pl, Santa Monica, CA 90401
http://www.manchuwok.com/

一軒目は合うサイズの在庫が無かったので次の店へ、ランチを食べたサンタモニカ・プレイスの専門店を覗く。あった。レイバンカラーレンズのブラックフレームだ。サイズも大丈夫だ。
さっきの店でもそうだが値段はどこも一律なのだそうだ。アメリカなら100ドルを切ると言うのは昔の話か、もしくは都市伝説か。
購入を決め、店員の爽やか系ナイスガイにフレームの調整をしてもらう。彼は日本人の彼女がいるらしい。カードの請求書に漢字でサインをすると「カンジ!COOL!!」と喜んでいた。

さて天気は悪いが早速サングラスをかけて一旦ホステルに戻ろう。朝チェックアウトをした時に荷物を預けていたからだ。


荷物を受け取りダウンタウン行きのメトロ・ラピッドに乗り込むが次第に雲行きが怪しくなり雨も降ってきた。日も落ちてあたりも暗くなって来た頃、ついには土砂降りになってしまった。
ロサンゼルスで土砂降りの雨とはついていない。おまけにバス停からは1ブロックほど歩かないといけないのだ。カメラ類をビニール袋に入れてバスを降りた。
さっきよりは多少ましになったがまだ降っている。ふと顔を上げると空からは高層ビルの明かりがあたりを照らし、厚い雲に向けられた何本ものサーチライトが雨でより一層目立っていた。何というブレードランナーだ。一気にテンションが上がってきた。

雨に濡れながら駆け込んだ、このヒストリック・メイフェア・ホテルこそがこれから一週間ダウンタウンでの拠点になる場所だ。
ここも事前にネット予約をして行ったのだが一泊30ドル程だったため、どうせ汚い部屋だろうと全く期待していなかったのだが、なんと最上階の一個下の階でダウンタウンの夜景が一望出来る素晴らしい部屋だった。
現地での一般的な生活を体験するバックパック旅行のつもりだったが、まぁたまにはいい。約10日ぶりの一人きりの部屋で完全に落ち着いていた。


バス停から見えていたのはザ・リッツ・カールトンのサーチライトだったようだ。
このふもとにはマイケル・ジャクソン追悼式が行われたステイプルズ・センターがある。


ダウンタウンの夜景が一望出来る。いい部屋だ、気に入った。

The Historic Mayfair Hotel
1256 West 7th Street, Los Angeles, CA 90017
http://www.mayfairla.com/




 旅のお供


白鯨 上 (岩波文庫)

ハーマン・メルヴィル

浜辺での朗読会で読まれていたのはおそらくこの本だろう。僕もまだ未読なので近々読んでみたい。

 「モービィ・ディック」と呼ばれる巨大な白い鯨をめぐって繰り広げられる、メルヴィルの最高傑作。
(Amazonより)


スピード [DVD]

ヤン・デ・ボン (監督)

ロサンゼルスを爆弾バスで駆け巡り「危機的状況で結ばれた男女は長続きしないのよ」パシャパシャENDなご存知スピード。この冒頭、キアヌ・リーブスがやってくる赤いレストランがここヴェニスにある。残念ながら今回は行けなかったのでここで紹介。
The Firehouse
213 Rose Ave, Venice, CA
http://www.firehousevenice.com/



ブレードランナー [Soundtrack]

バンゲリス

バンゲリスによるオリジナル・サウンドトラック。雨と漢字ネオンとサーチライトで問答無用でエンドタイトル脳内再生。Love Themeも素晴らしい。
ダウンタウン到着時「二つで十分ですよ!二つで十分ですよ!わかってくださいよ!」と独り言を言いながら雨の中を走っていたのは言うまでもない。


プラネット・テラー [DVD]

ロバート・ロドリゲス (監督)

ヴェイス・ビーチのすぐ隣に世界最大級のヨットハーバーで有名な、マリナ・デル・レイがある。僕はレンタカーを借りた後一度だけ夜間に回ってみたのだが、カップルが庭先でグラビア撮影をしているような大変気持ちのいい場所だった。
このマリナ・デル・レイの地名を口にする度にどうしてもプラネット・テラーの「エル・レイ」がセリフで再生されてしまう。もはや多くを語る必要は無い最高傑作。



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プロフィール
HN:
Otsuki Naoki
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性別:
男性
職業:
コンポジター
趣味:
アクション映画とロック
自己紹介:

去年のアメリカ旅行記を更新中。ロサンゼルスからエリア51のあるネバダ州、サンフランシスコまでドライブ、からのニューヨーク。週一更新目標。

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