No.315
2013/06/06 (Thu) 03:08:57
フィルム・ツールス UCIの友人にはロサンゼルスに滞在中何度もお世話になった。 この日は僕が行きたいと言っていた映画機材専門店Filmtoolsへ連れて行ってくれるという。 昨夜電話で待ち合わせ場所を打ち合わせていたのだが、喫茶店名をてっきり交差点の名前だと勘違いしていて道に迷い、大遅刻をしてしまった。 途中探せど探せどフリーWi-Fiも公衆電話もなく、周辺の店に片っ端から入ってWi-Fiか電話を借りれないか聞いて回り何とかチョコレート専門店で手作りチョコ購入の客としてWi-Fiを使わせてもらうことが出来た。 忙しい中時間を作ってくれていた友人には本当に申し訳ない気持ちでいっぱいだった。モバイルルーターの必要性を感じたのはこの旅で後にも先にもこの時だけである。 合流後、Filmtoolsへと向かう。 ダウンタウン方面からグリフィスパークのある山を越えた地域、バーバンクにある店だ。 大きな地図で見る Filmtoolsは素晴らしい品揃えだった。 車載用吸盤だけでも十数種類あったり、撮影周りだけではなく現場のほぼ全ての部署に対応していた。つまり現場で必要な物は大体取り揃えてあり、例えばロサンゼルスロケで小物類なんかを現地調達する必要がある場合はここに立ち寄るスケジュールを組んでおいたらほぼ間違いないだろう。 そんな品揃え抜群な店だったが残念なことに僕の欲しかったGoPro Hero3 Black Editionは在庫なしだった。明日入荷するかもしれないし、来週かもしれないという曖昧な返答、翌週からのロードトリップで早速撮影しようと思っていたので渋々他を探すこととなった。 というのもこのBlack Edition、当時、発売されたばかりで生産台数もまだそこまで多くはなく日本に関しては発売日さえ未定の頃だったのだ。つまり初期ロットに手を出したわけだが。 他を当たる前にランチを食べる。同じくバーバンクにあるムーアズ・デリカテッセンへ連れて行ってもらった。ここの店内には壁一面有名コミック作家のイラストが描かれているスペースがあり著名人も度々訪れるのだと言う。ここではサンドイッチを注文、チキンとコールスローのような野菜の相性が抜群だ。 右:注文したサンドイッチ、これも抜群に美味い。 左:壁一面に描かれているイラスト。あのシンプソンズの作家本人のイラストもあった。 そこからジャパニーズ・スーパーマーケットへ立ち寄る。日本式のスーパーで店内の間取りや駐車場のギチギチ具合なんかも日本そのままなのだが、懐かしいとか安心すると言うよりなんだか奇妙な気分になった。 以前UK出身の誰かの話で日本のHUBに来ると奇妙な感じがすると言っていたのを思い出したがおそらくそれと同じだろう。 大きな地図で見る MOCHIとそのまんまなネーミングのアイスクリーム、友人のイチオシらしく雪見大福のようで美味しかった。 この日はそのまま解散したのだがどうしてもGoProが欲しかった僕は個人で問い合わせをしてみることにした。先ほど車内で他の機材専門店には連絡をしてもらっていたのだがどこも無く、逆に家電量販店ならあるのでは、と考えていたのだ。 早速ホステルの公衆電話にクォーターを積み上げてかけてみることにした。まずは一番近かったウエスト・ロサンゼルスのベスト・バイにかけてみる。と電話対応をしていた女性が今手元に最後の一個を持っていると言うのだ。 まさかあるとは思っていなかったので慌てて仮押さえをし、BBBに飛び乗った。 ベスト・バイは一般的な日本の家電量販店とあまり変わりはない。早速カメラコーナーに行ってみるとなんてことはない、お目当てのGoProが大量に並んでいた。確かに最後の一個と聞いたはずだが僕の聞き間違いだったかもしれないと言い聞かせつつ、まぁ手に入るならそれでいい。 一通りオプションパーツを揃え無事購入、これでロードトリップでの撮影が出来る。 それにしても、やはりここでも強いのは家電量販店、か。 ベスト・バイでGoProを入手したあと、まだ時間が早かったので少しダウンタウン方面へ歩いて散策してみる。牛角なんかもあったりして、わりと日本の店舗も進出しているようだ。 牛角よりもBMの兄ちゃんに目が行ってしまった。 ウエスト・ピコ・ブールヴァードをサンタモニカとは反対方面へ、ベスト・バイ横のサンディエゴ・フリーウェイを越え、ウエスト・ウッド・ブールヴァードの交差点まで歩いた所で大きなギターショップを見つけた。ギターセンターだ。 大きな地図で見る 盗難や引っ掛け防止の為か入り口でカバンを預けるようだ、そのまま入ろうとして受付のやたらフレンドリーなナイスガイに止められてしまった。 少々不安ながらも大型店だし大丈夫だろうとカバンを預け店内へ。所狭しと楽器が並ぶ中、ギターコーナーを探す。あった。素晴らしい品揃えだ。いつかは買いたいと思いながらいつも眺めるだけのフェンダーUSA クラプトンシグネチャーのストラトキャスターをここでもまた見つめる。マットフィニッシュのメイプル板が美しい、いい色だ。 僕もまたクラプトンに魅せられてギターを始めた一人で昔ストラトモデルのノンブランド・スターターキットを買い、ロゴを削ってlaylaのイントロを練習していた。 今ではそのフェイクストラトはブルーズ好きの後輩に譲り、レースセンサー・ゴールドとミッドブースト搭載のクラプトンモデルっぽいフェンジャパのストラトを使っているが、元々破格の中古品ということもあり全体的にガタが来ているのでそろそろ新しい一本と巡り会いたい時期なのだ。 楽器を眺めるのは楽しい。個体は違えど型によって様々なアーティストを連想するからだ。 ここでギブソンES-335が目に入る。これもまたいつか手に入れたいギターだが、これのブラウンサンバーストを見るとラリー・カールトンが、チェリーレッドを見るとリー・リトナーを思い出してしまう。 二人ともロサンゼルス周辺出身の代表的なジャズフュージョンギタリストで、まさに西海岸なサウンドだ。 この二人の共作にラリー&リーがあるが、実は僕が二人のことを意識したきっかけとなったのがこのアルバムだった。クラプトンのギターテクニックに酔いしれていた高校時代、「ジャズ界にはもっとスゲェ奴等がいっぱいいる」と親父がこのCDを渡してくれたのだ。そんなこともありこのES-335の色違いを見るとそれぞれを連想してしまうのだ。 ちなみにこのラリー&リーにはLAアンダーグラウンドという曲があるのだが、まさにここロサンゼルスの事を奏でた曲なんだなとLAの335を眺めながら考えていた。そして彼らもまたこのギターセンターに足繁く通っていたのかもしれない。 少し話がそれたが、このギターセンター、実はウエスト・ハリウッドにもありどうやらそこが聖地のような扱いらしい事を後に知った。少なくともハリウッド出身のリーが通っていたかもしれないのはこっちの方だろう。通常のガイドブックしか目を通していなかった僕は完全に見落としていたわけだ。 残念で仕方が無いがそこは次回ロサンゼルスへ旅をした時の楽しみに取っておくとしよう。一度に全部回ってしまうのはもったいない。 Tips 冒頭に電話の話をしたが、結局プリペイド携帯を買わなかった僕はホステルの公衆電話を使っていた。 カード社会、アメリカの公衆電話のほとんどはクレジットカードに対応しているが日本のカードは使えない場合がある。これはまた後の話でも出てくるセルフガソリンスタンドなどでも同じで使えない場合が多い。 公衆電話を使うかもしれない日はクォーター、25セント硬貨を多めに持っておきたいところだ。 ちなみにこのクォーター、ジュースを買う時、チップを払う時、バスに乗る時などとにかくよく使う。事前に多めに両替しておいてもいいだろう。年代別でデザインが違うので余ってしまったとしてもお土産に流用出来る。 旅のお供
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Otsuki Naoki
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コンポジター
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アクション映画とロック
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去年のアメリカ旅行記を更新中。ロサンゼルスからエリア51のあるネバダ州、サンフランシスコまでドライブ、からのニューヨーク。週一更新目標。
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